(一社)マンション計画修繕施工協会は4日、TKP新橋ビジネスセンターにおいて記者懇談会を開催した。
冒頭の挨拶で、同協会会長の板倉 徹氏は「消費税率のアップや高齢化による現場の職人不足など、マンション改修業界は変化の時期を迎えている。しかし、建設産業では新築だけでなく改修に対する期待も高まっており、建築専門工事業の横断的団体である当協会の存在を広くPRしていきたい」等と語った。
その後、同協会事務局長の中野谷昌司氏がこれまでの事業活動を報告。2012年4月11日に中部支部、同年6月27日に北海道支部を設立し、現在は関西支部設立の準備中であることを報告した。
また、国土交通省土地・建設産業局の「建設業業種区分の見直し」については、改修工事業の新設を要望しているものの、「政局が不安定なため、一時中断している。引き続き要望していきたい」(同氏)とした。そのほか、「既存住宅流通・リフォーム推進事業(大規模修繕タイプ)技術基準作成協力および説明会開催」や「1級建築施工管理士実地試験対策講座」等の活動を報告した。
2013年1~3月の事業活動計画としては、マンション計画修繕初任者研修や社会保険対応特別委員会の設置、マンション計画修繕工事団体保険制度の創設等に取り組んでいく。