ミサワホーム(株)は6日、経済産業省・環境省・農林水産省が運営する「国内クレジット制度」に基づくCO2排出削減事業として運営している「ECOになる家の会」が11月30日付で11年度のCO2排出削減分について「国内クレジット」認証を取得したと発表した。同会による認証取得は3回目。
低炭素社会の実現に向け、再生可能エネルギーの活用や省エネ設備の導入などにより、CO2排出量の抑制が求められる中、一般家庭での太陽光発電によるCO2排出削減効果を生かす全国初の仕組みとして、2009年に「ECOになる家の会」を発足。会員である同社オーナー宅のCO2排出削減量をバンドリング(取りまとめ)して排出権(国内クレジット)化する取り組みを進めてきた。「ECOになる家の会」は、10年に太陽光発電住宅のCO2排出削減事業として初の事業認証を受け、同会に順次入会可能な「プログラム型排出削減事業」としても初の事業認証を取得、会員数も2012年11月現在1,959組となった。
同社は、今回認証された国内クレジット421t-CO2について、「ECOになる家の会」から全量を買い取り、その収益を南極における地球環境観測活動への支援を目的とした社会貢献活動に全額寄付する予定。