日本商業開発(株)は5日、2013年3月期第2四半期決算説明会を開催した。
当期(12年4月1日~9月30日)の連結売上高2億2,700万円(前年同期比▲97.4%)、営業損失1億9,800万円(前年同期:営業利益6億7,500万円)、経常損失2億2,100万円(同:経常利益6億6,300万円)、純損失1億4,200万円(同:純利益3億3,700万円)。主力の不動産投資事業においては売り上げがなく大幅減収となったが、JINUSHIファンド向けおよび一般投資家向け投資案件の発掘に傾注。今年度内に売却が実現できる案件、来期以降に売り上げが見込める案件の仕入れを確保。通期では、業績予想を上回る数字となる見込み。
説明会で同社代表取締役社長の松岡哲也氏は「底地を賃貸するJINUSHIビジネスは前例がなく、商品をつくるのが大変だった。それが当社のゆっくりとした成長スピードの原因だった。これからは、だんだんと成長スピードも加速していくだろう」と述べた。また、同氏は、JINUSHIビジネスを元にした2本目のファンド「JINUSHIファンドⅡ(仮称)」を新たに1,000億円規模で組成する計画を発表。「地主ビジネスはこれから拡大し競争が激しくなってくるだろう。その競争に勝つために、安全を低めない程度にレバレッジを高めて圧倒的な購買力を備えていきたい」などと語った。
通期では、売上高65億円、営業利益4億7,000万円、経常利益3億2,000万円、純利益1億8,000円を見込む。