(公財)東日本不動産流通機構は10日、東日本レインズの11月の首都圏市場動向を発表した。
同月の中古マンション成約件数は2,574件(前年同月比3.1%増)と小幅ながら3ヵ月連続で前年同月を上回った。都県別では、東京都が1,260件(同10.2%増)と2ケタ増、埼玉県が310件(同▲9.4%)、千葉県が349件(同16.3%増)、神奈川県が655件(同▲8.0%)と、埼玉・神奈川がマイナスとなった。
成約単価は、1平方メートル当たり38万700円(同▲0.3%)だが、前月比では0.2%増と上昇。平均価格は2,506万円(同1.5%増)と4ヵ月ぶりのアップ。新規登録件数も、1万5,119件(同1.9%増)と4ヵ月ぶりにプラスを記録した。在庫件数は、4万5,549件(同4.2%増)と1ケタの伸びにとどまったが、10ヵ月連続4万5,000件台を維持している。
一方、中古戸建住宅の成約件数は985件(同8.2%増)と3ヵ月連続の増加。成約平均価格は2,896万円(同▲2.9%)と4ヵ月連続下落している。