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首都圏分譲マンション賃料、前月比プラスを回復/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは10日、2012年11月の三大都市圏(主要都市別)分譲マンション賃料月別推移を発表した。

 同月の首都圏分譲マンションの1平方メートル当たり平均賃料は、2,467円(前月比0.2%増)と、2ヵ月ぶりに上昇した。都県別では、東京都が2,889円(同0.3%増)と上昇したものの、神奈川県が2,024円(同▲0.5%)、埼玉県が1,583円(同▲1.8%)、千葉県が1,488円(同▲0.7%)と軒並み下落。中でも埼玉県は、平均築年数がやや進んだことや、前月までの連続上昇反動により相対的に下げ幅が大きくなった。

 都市圏別では、東京23区が全域でやや強含みとなり2,985円(同0.2%増)と小幅に上昇した。横浜市は2,145円(同▲0.6%)、さいたま市では市内中心部で築浅物件からの事例が減少したことから1,759円(同▲1.9%)と下落。千葉市は1,488円(同1.8%増)と平均築年数が若返ったことにより上昇となった。

 また、近畿圏は主要エリアが揃ってプラスとなったことで、1,689円(同0.7%増)と再び上昇、6月以降は1,700円を下回る水準での推移が続いている。中部圏は1,489円(同1.5%増)で、愛知県が1,516円(同1.5%増)と、3ヵ月ぶりに1,500円台を回復した。前年同月比は横ばい~わずかに上昇で推移しており、底打ちの兆しが見え始めている。


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