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ビル解体工事で「カーボン・オフセット認証」を取得。国内初/東急不動産

J-VER制度を活用したビル解体工事の全体スキーム

 東急不動産(株)は、銀座数寄屋橋交差点に位置する銀座TSビル(旧銀座東芝ビル)の建て替えに伴い、解体工事により発生するCO2排出量のうち58tをオフセット・クレジット(J-VER)でオフセットした。オフセットした排出量は、2011年7月より震災復興支援のために期間限定で展開していた施設「東日本復興応援プラザ」の面積に相当する分。

 J-VERとは、環境省が創設した国内排出削減や森林整備などのプロジェクトにより実現された温室効果ガス排出削減・吸収量をオフセット・クレジットとして認証する制度。同社は7月にビル解体工事として国内で初めて環境省の「オフセット・クレジット(J-VER)制度を活用した復興支援に係る事業者支援事業」に採択された。オフセットするためのクレジットに宮城県釜石市の被災地産J-VERを用いることで、地球温暖化防止などの環境保全に寄与するとともに、被災地の復興を支援する。


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