サーラ住宅(株)は11日、2012年10月期決算を発表した。
当期(11年11月1日~12年10月31日)の連結売上高は319億6,800万円(前年同月比8.3%増)、営業利益12億2,100万円(同64.0%増)、経常利益12億4,100万円(同62.9%増)、当期純利益6億3,200万円(同56.6%増)の増収増益となった。
主力の住宅事業では、リアルサイズの住宅展示場2ヵ所を建て替えオープンし、集客力の向上、注文住宅の受注強化に努めた。また、宿泊体験モデルハウスや、スケルトン模型で建物内部の構造を可視化したテクニカルコーナー等の体感施設・サービスを活用した販売プロセスを確立。分譲面では、サーラ・スマートハウス分譲住宅や利便性の高い都市型3階建て分譲住宅など、高付加価値で魅力的な物件の提供に取り組むとともに、在庫回転を意識した早期販売に努めてきた結果、売上高182億2,300万円(前期比14.8%増)、セグメント利益は10億800万円(同68.3%増)となった。
住宅部資材加工・販売事業では、新規顧客開拓に継続的に取り組むほか、リフォーム需要の獲得を新たな収益の柱の一つと位置付け、同需要に対応した工事品目の拡充と自社施工化の推進に努めてきた。一方、集中購入の推進等による仕入れコストの削減や一般管理費の削減等に取り組むなど、収益性の改善に努めてきた結果、売上高137億4,500万円(前期比0.7%増)、セグメント利益2億2,100万円(同41.9%増)となった。
通期については、売上高310億円、営業利益9億1,000万円、経常利益9億3,000万円、当期純利益5億1,000万円を見込んでいる。