不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

一人暮らしの部屋、学生平均家賃は2,700円減の5万6,000円/アットホーム調査

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は19日、住まいの現状と希望および住まい探しについて調査した、「一人暮らしの実情と部屋探しについて」の結果を発表した。

 調査期間は2012年9月27日~10月3日。首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)で一人暮らしをしている18~29歳の学生400人、社会人400人の計800人を対象に調査したもの。

 学生では、現在の家賃は全体平均で5万6,000円(前回調査比2,700円減)となった。男女別では、男子5万1,800円(同3,900円減)、女子6万300円(同1,400円減)という結果に。
 一方、希望の家賃は、全体平均で4万7,000円(同1万1,600円減)となり、現在の家賃より9,000円安い家賃を希望していることが明らかになった。男女別では男子は4万5,000円(同1万1,700円減)、女子は5万円(同1万600円減)で、特に女子は現在より1万円以上安い家賃を希望していることが明らかとなった。

 社会人では、現在の家賃は全体平均で6万1,100円(同3,800円減)。男女別では、男性5万9,300円(同4,300円減)、女性6万2,900円(同3,200円減)。
 一方、希望の家賃は、全体平均で5万1,500円(同1万3,900円減)となり、現在の家賃より約1万円安い家賃を希望していることが分かった。男女別では、男性は5万2,300円(同1万4,500円減)、女性は5万700円(同1万3,400円減)となり、女性に関しては学生女子とほぼ変わらない希望家賃であることが明らかとなった。

 現在の住まいについては、現在の間取りは「1K」が学生53.0%、社会人53.3%と最多であるのに対し、希望の間取りは学生では「1K」が31.3%、社会人では「1LDK」が27.5%で、それぞれトップとなった。

 なお、住まい探しの方法については、「1社に問い合わせ、1社を訪問し、1~3件を内見」が平均的な傾向。件数はいずれも学生より社会人、男性より女性の方が多い傾向となった。


最新刊のお知らせ

2025年5月号

「事故物件」、流通の課題は? ご購読はこちら