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御堂筋沿いで環境配慮高機能ビル開発着工/三菱地所

「(仮称)淀屋橋東京海上日動ビル建替工事」完成イメージ

 三菱地所(株)は19日、大阪市中央区で、「(仮称)淀屋橋東京海上日動ビル建替工事」の新築工事に着手した。

 同計画地は市営地下鉄御堂筋線「淀屋橋」駅徒歩1分。メインストリートである御堂筋に面した立地。敷地面積1,586平方メートル、鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造、地上14階地下2階塔屋1階建て。

 御堂筋のまち並みに配慮するため、建物ファサードには、水都大阪の水の流れや御堂筋の人や車の流れが織り込まれたイメージを波形状に表現。基準階フロアは、有効面積約250坪、天井高2.8m、奥行約15~16.5mの整形の無柱空間とした。

 安全性への配慮としては、制振装置(オイルダンパー・座屈拘束ブレース)を設置した制震構造とすることで、建築基準法上必要とされる耐震性の1.5倍を確保。また、非常用発電機等のBCP設備も完備した。
 そのほか、環境への配慮を意識して全館LED照明とし、Low-eペアガラスと簡易エアバリアによる空調負荷低減を図った外装システムを採用。13階には屋上緑化も設置している。

 竣工は2014年夏の予定。


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