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首都圏新築戸建の成約価格、東京の成約減などで3ヵ月連続下落/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は20日、同社のネットワークにおける2012年11月期の首都圏新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格データを公表した。対象物件は、登録物件が新築戸建8,957件、中古マンション1,356件、成約物件が新築戸建1,823件、中古マンション428件。

 新築戸建の平均登録価格は1戸当たり3,212万円(前年同月比0.0%下落、前月比1.2%上昇)と、前年同月比では10ヵ月連続マイナス、前月比は再び上昇した。平均成約価格は、1戸当たり3,181万円(前年同月比1.1%下落、前月比0.6%下落)。低額物件の多い千葉県の成約が増加したこと、価格の高い東京都の成約減などで、前年比3ヵ月連続のマイナス。神奈川県は、敷地面積の縮小の影響などから5ヵ月ぶりに下落した。

 中古マンションの平均登録価格は1戸当たり2,084万円(同10.0%下落、同3.7%上昇)で、前年同月比では9ヵ月連続の下落。平均成約価格は2,021万円(同0.4%下落、同2.2%下落)で、前月比では3ヵ月ぶりの下落。価格の高い東京23区と神奈川県で価格が下落したことが要因だが、成約自体が堅調だったため下落率は小さかった。


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