(社)日本不動産学会は25日、すまい・るホール(東京都文京区)で「将来世代の提案をふまえた すまい・まちづくり」をテーマにしたシンポジウムを開催した。
第1部は、「将来世代からの提案をふまえて これからのすまい・まちづくりのあり方」と題し、小澤 紀美子氏(東京学芸大学名誉教授・東海大学人間環境学科特任教授)が講演。同氏は、住まいや街を描いた絵本などを紹介しながら、日本の住文化のあり方について語った。
その後、9月に開催した小中高校生対象の土地、住宅、まち、不動産に関する作文、絵画、ポスターコンクールの最優秀賞1点、優秀賞10点を発表・表彰した。
表彰式の冒頭で挨拶した同学会会長の三橋博巳氏は、「このコンクールを通して、子供達からは大人が考えなくてはいけないメッセージがたくさん出てきた。こうした活動を、どんどん行なっていきたいと考えている」などと述べた。
また、第2部では「将来世代からのメッセージをふまえて」と題し、大島芳彦氏((株)ブルースタジオ専務取締役)が「リノベーション」、林 厚見氏(東京R不動産ディレクター・(株)スピーク共同代表)が「新・不動産メディアの開発」、中城康彦氏が(明海大学不動産学部長・日本不動産学会理事)が「将来世代からのメッセージにこたえる」をテーマに、それぞれ講演した。