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慶大・タニタと共同開発した健康サポートサービスの提供をスタート/三井不動産

コミュニティカフェ。奥に見えるのがライブラリー
面談ルーム。看護師資格を持つP.H.D.コンサルタントが常駐し、マンツーマンでサポートする
カフェスペースでは、タニタ監修のローカロリーメニューの提供も行なう。写真はメニューの一部で、いずれも約400~600kcalに抑えられている

 三井不動産(株)は、都市型住宅居住者向け健康サポートサービス「Personal Health Design(P.H.D)プログラム」を、慶應義塾大学スポーツ医学研究センター、(株)タニタと共に開発。第一弾として、東京都中央区の大川端リバーシティ21ピアウエストスクエア1階に専用ラウンジ「P.H.Dラウンジ」を開設し、11日よりサービス提供を開始する。

 「P.H.D.プログラム」は、「生活習慣病患者の増加という社会問題に対し、生活習慣病は生活を見直すことで防止できるのでは、そしてその生活を送る『住宅』が何らか寄与することができるのではないか、と考えたことから、プログラム開発がスタートとした」(三井不動産執行役員・アコモデーション事業本部副本部長:山本隆司氏)もの。サービス内容は、看護師資格を持つ「P.H.D.コンサルタント」によるマンツーマンのサポート、「やせたい」「禁煙したい」「フルマラソンを走りたい」など個人の目標設定および実現に向けたオーダーメードの健康プランの作成・提供、タニタのサービスである体重、体脂肪率、筋肉量などの計測結果を自動記録し、体の状態をwebで確認するという“見える化”など。またサービス拠点となる「P.H.D.ラウンジ」には、面談室のほか、ライブラリーやカフェ、オープンキッチンなどを設置。情報収集やコミュニティ形成の場としても活用してもらう。
 その他料理教室をはじめとするさまざまなイベントも開催していく計画。

 費用は月額7,500円で、2014年12月31日までの期間限定で開設する。ここでの実証結果を踏まえ、当初は賃貸住宅事業への導入を年頭に、ブラッシュアップを図る考え。


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