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常磐線「三河島」駅前で初の共同事業マンション/旭化成不動産レジデンス、東急不動産

タワーマンション「アトラスブランズタワー三河島」外観模型
モデルルームベーシックプラン。間仕切りによって部屋の空間を気軽に変更できる

 旭化成不動産レジデンス(株)は、東急不動産(株)との初の共同事業となる、JR常磐線「三河島」駅前のタワーマンション「アトラスブランズタワー三河島」(東京都荒川区、総戸数327戸)モデルルームを、報道陣に公開した。

 同マンションは、防災性の向上や地域の活性化を図るために荒川区が推進している「三河島駅前南地区第1種市街地再開発事業」として計画が進められてきたもの。「東急不動産が商品づくりを担当し、販売と管理は旭化成不動産レジデンスが行なう。初の共同事業だが、両社の長所が積み重なるメリットは大きい」(旭化成不動産レジデンス開発営業本部マンション開発第二営業部事業グループ課長代理・魚(正式には部首「あし」の部分が「れんが」ではなく「大」)崎亮介氏)。

 建物は、地上34階地下1階建て。敷地面積3,806.96平方メートル、延床面積3万6,679.97平方メートル。1、2階は商業施設(8店舗)と事務所(1店舗)で、3~34階が住宅。共同施設には、展望ラウンジ、ゲストルームのほか、フィットネスやキッズルームも設置。駅とつながる広場は、憩いの場とするほか、ソーラーLED外灯や防災井戸を設置、災害時に備えて近隣の人も利用できるかまどベンチも装備する。

 清水建設(株)の先端技術「コアウォール+境界梁型制震ダンパー」による制震構造を採用。1階と21階に防災倉庫を設置するほか、3階から3フロアごとに2ヵ所ずつ備蓄倉庫も設置する予定。環境への配慮として、LED照明の導入や、屋上には屋上緑化と共用部の電力使用を軽減する太陽光発電パネルを併設。潜熱回収型高効率ガス給湯エコジョーズ、Low-Eガラス、二重サッシも標準採用するなど、マンション全体で年間CO2排出量を約19%削減。戸当たり、年間光熱費約3万3,000円相当を節約する。

 住戸は、専有面積40~86平方メートル、1LDK~4LDK(予定)。総戸数327戸のうち、権利者住戸14戸を除いた323戸を分譲する。坪単価220万円、販売価格は4,000万円中盤を予定しており、常磐線沿線に住む30代ファミリー層を中心に集客を見込んでいる。竣工は2014年8月上旬、引き渡しは同年9月下旬の予定。


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