（独）都市再生機構西日本支社（UR西日本支社）は、ムジ・ネット（株）と共同で取り組んだリノベーション住宅が完成したと発表した。
両社は、2012年6月、団地リノベーションの共同企画「MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト」を発足。WEB上で展開するコラムなどを通じた顧客とのコミュニケーションを踏まえ、団地の持っているさまざまな可能性を生かして、これまでにない暮らし方を賃貸住宅で提案した。
今回のプロジェクトでは、「リバーサイドしろきた」（大阪市都島区、管理戸数859戸）、「泉北茶山台二丁」（大阪府堺市、管理戸数1,225戸）、「新千里西町」（大阪府豊中市、管理戸数534戸）の3団地で、5プランのリノベーションモデルを発表。「壊し過ぎず、つくり過ぎない」リノベーションをコンセプトに、住宅の素地を活かして、「住み手が自由にできる余地を残す」ように、さまざまな工夫を行なった。
「リバーサイドしろきた」では、家具などで自由に仕切れるよう小天井を設け、ゆるやかな一室空間を実現。「泉北茶山台二丁」では、床材に麦わらパネルを使用し、光と風を感じる空間に。「新千里西町」では、麻畳を敷いたゆったりくつろげる一体空間のほか、UR西日本支社の初の取り組みとして、「シェアルーム」を想定したプランを提供。居室を独立させ、浴室をシャワーブースへ変更した。
企画などの詳細は専用ホームページで公開。