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東京消防庁と連携、国の重要文化財で消防演習実施/三井不動産

40m級のはしご車による人命救出の様子
はしご車のほか、指揮統括車、指揮隊車、ポンプ車、特別救助車、照明電源車が出動

 三井不動産(株)は26日の「文化財防災デー」に先立ち、17日に国の重要文化財である三井本館にて、自衛消防組織と東京消防庁日本橋消防署との連携による同ビル初となる消防訓練・演習を実施した。

 訓練・演習は、東京に震度6の地震が発生、その後三井本館1階室内より出火、自衛消防隊による避難誘導にて在館者が避難を開始したが、建物内に煙が充満したため、本館6階に逃げ遅れた者が2名いると想定。消防隊による消火活動およびはしご車2台を使った救出活動を展開した。

 同社ではテナント等との「自助」「共助」「公助」を強く意識付ける防災訓練を行なうなどの取り組みを実施。今回の消防訓練・演習は、防災対応の「自助」「共助」「公助」の「共助」を踏まえ、さらに、「公助」イコール消防隊との連携という観点から日本橋消防署との訓練を実現させたもの。


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