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関西圏住宅地価格、15期連続の横ばい傾向/三井不リアルティ調査

 三井不動産リアルティ(株)は17日、関西圏(大阪市およびその近郊・京都府・神戸・阪神)の住宅地および既存マンション価格の動向調査「第17回リハウス・プライスリサーチ」(2013年1月1日時点)を発表した。調査地点は、住宅地162ヵ所、既存マンション171ヵ所。

 12年10~12月における変動率は、住宅地価格で0.4%減と15期連続の横ばい傾向に。既存マンションで0.1%増と、前回に引き続き横ばい傾向となった。住宅地地点のうち、上昇は10ヵ所(前回調査時8ヵ所)、下落は24ヵ所(同22ヵ所)、横ばいは128ヵ所(同132ヵ所)。既存マンション地点では、上昇は16ヵ所(同14ヵ所)、下落は23ヵ所(同35ヵ所)、横ばいは132ヵ所(同122ヵ所)となった。

 地域別では、住宅地が大阪市内0.5%減(同0.3%減)、北摂0.3%減(同0.5%減)、大阪東南部0.5%減(同0.9%減)、京都1.8%増(同0.0%)、神戸・阪神1.3%減(同0.7%減)。既存マンションは、大阪市内0.1%減(同0.6%減)、北摂0.4%減(同0.4%減)、大阪東南部0.1%減(同0.6%増)、京都0.7%増(同0.4%減)、神戸・阪神0.3%増(同0.7%減)となった。

 なお、1年間(12年1~12月)の変動率も発表。住宅地は1.1%減(前年同期:1.5%減)、既存マンションは1.8%減(同:1.4%減)と、やや下落傾向で推移している。

 今後の見通しについて、同社は「今後も値動きの幅が短期間で大きく変動することは考えにくく、当面価格は安定的に推移していく」と予測している。


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