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茨城県の商業施設、「省エネ・照明デザインアワード2012」優秀事例に/大和ハウス工業

「iis(イーアス)つくば」のLED照明にした外部サイン

 大和ハウス工業(株)は17日、同社運営の大型複合商業施設「iis(イーアス)つくば」(茨城県つくば市)が、環境省主催の「省エネ・照明デザインアワード2012」の「商業・宿泊施設部門」において、優秀事例に選出されたと発表した。

 「省エネ・照明デザインアワード」とは、環境省が2011年より主催するもので、(1)省エネ型の照明設置効果、(2)デザイン性、先進性、独創性、快適性、(3)モデルとしての再現可能性、地域貢献性、自立性、(4)実用性・経済性などが評価の対象。

 2008年10月に開業した同施設は、総店舗数221店舗、敷地面積14万5,385平方メートル、延床面積12万5,249平方メートル。
 館内通路や屋内駐車場などの照明から外部サイン、売場外の作業スペース、トイレまで、すべてLED照明に切り替えを行ない、以前と比べて、消費電力量を約68%削減することに成功した。
 また、ランプ交換が困難な建物上部に設置した外部サインなどには、長寿命タイプのLED照明を採用するなど、各所に適したLED照明を使い分け、メンテナンス面にも配慮した。
 館内の照明には、温白色を採用し、温かみのある落ち着いた雰囲気を演出。人が行き交う館内通路では照度設定を見直すとともに、店舗から漏れる光や店舗のサイン照明も考慮し、省エネを実現する照明設計を施した。


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