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ビルをコンバージョン、女性専用シェアハウスを開発/Rバンク

「息吹 no ie」外観。1階は倉庫。周辺は住宅地で、山手通りからも離れているので、騒音などは気にならない
3階のリビングダイニングキッチン。約28平方メートルのスペースで、キッチンには冷蔵庫、オーブン電子レンジ、炊飯器などを用意
水耕栽培する機械

 (株)Rバンクは21日、同社にとって31棟目のコーディネート物件となるシェアハウス「息吹 no ie」(東京都板橋区、総室数12室)の内覧会を開催した。

 同物件は、東武東上線「大山」駅徒歩9分。1990年竣工の鉄骨造3階建ての複合ビルの2、3階をシェアハウスへコンバージョンしたもの。

 テーマは「自然」。室内の随所に植物や自然建材を用い、温かみのある雰囲気を演出した。LDKにはLEDで水耕栽培ができる機械を設置。入居者に野菜の種をプレゼントし、マスタードや豆苗などの栽培をみんなで楽しんでもらう計画。

 個室数は12で、専有面積は9.2~13.6平方メートル。居室内にはエアコン、ベッド、机、椅子・ソファ、照明、収納、インターネット環境を整備。洗面台付きの個室やクローゼット付きの個室も用意した。女性専用ということもあり、セキュリティシステムの導入、複製できないカードキーの採用など、安心・安全にも配慮している。総工費は約2,200万円。

 なお募集賃料は5万~6万1,000円(別途共益費1万3,000円)。募集室数は12部屋で、すでに一部の入居が決定済。入居検討者は30歳前後の会社員が多いという。入居開始は2月上旬の予定。

 説明にあたった同社取締役の鈴木 学氏は「これまでに培った経験やノウハウを生かし、今後も新たなシェアハウスの企画・運営に活かしていきたい」などと述べた。


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