(一財)サービス付き高齢者向け住宅協会(サ住協)と業務協力を行なっている高齢者住宅研究所はこのほど、2012年12月末時点のサービス付き高齢者向け住宅登録の動向調査結果を発表した。
同時点のサ付住宅の登録件数は2,777件、登録住戸数は8万9,219戸と9万戸に迫った。同年4月以降9ヵ月で1,709件が登録され、毎月4,500~6,000戸ペースで登録住戸が増えている。
都道府県別に累計登録件数をみると、大阪が204件でトップ。以下、北海道(179件)、東京(133件)、広島(114件)、埼玉(112件)と続いた。累計登録住戸数でも、大阪が8,568戸でトップ。北海道(6,519戸)、東京(5,088戸)、神奈川(4,349戸)、埼玉(4,073戸)と続く。
居室面積別では、18~20平方メートルが4万4,526戸・シェア50%でトップ。25~30平方メートルの1万6,389戸・シェア18%を大きく引き離している。義務付けられている「状況把握・生活相談」サービスについては、全登録件数の85%(2,362件)が事業者自らが提供、14%(396件)が委託での提供だった。
また、最も高齢化率の高い秋田(29.6%)の登録数は37件、最も低い沖縄(17.4%)では35件と、高齢化率との比例関係はみられなかった。最も登録が少ないのは佐賀県の6件で、前四半期から新たな登録はみられなかった。