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都市型賃貸住宅新ブランド「ウィズハイム」創設。第1弾商品を発売/積水化学工業

「ウィズハイムF II(エフツー)」外観イメージ
「都市部でも郊外部でも伸びていく商品として期待している」と話す積水化学工業(株)住宅カンパニー常務執行役員住宅営業統括部長の村上和正氏
「施錠見守り防犯システム」を導入した

 積水化学工業(株)住宅カンパニーは、都市型賃貸住宅の新ブランド「ウィズハイム」の第1弾となる、2階建て賃貸住宅「ウィズハイムF II(エフツー)」を、31日より発売する。

 1980年代の建物中心に潜在的な建て替え需要が見込まれること、増税による節税ニーズなど、賃貸住宅建築の需要が拡大していることを受け、新しいブランドを立ち上げ、賃貸事業を強化する。従来のブランド「レトア」は郊外型低層アパートブランド、既発売の「F III(エフスリー)」と「F II」を、マンショングレードの都市型低層賃貸住宅「ウィズハイム」シリーズとして分離した。

 「ウィズハイムF II」は、「外構防犯パッケージ」を標準採用。オートロックを備えたセキュリティエントランスとセキュリティ格子で不審者の侵入をガード。住戸侵入に対応する「施錠見守り防犯システム」を導入。窓割に対して警戒音を発すると同時に通知メールを発信。窓や玄関の無施錠状態も携帯メールに通知。わずらわしい設定と解除の操作が不要で、ランニングコストも掛からないのが特徴。

 住戸は、収納カウンセラーの飯田久恵氏監修による「スマート収納計画」を採用。豊富な収納バリエーションを再体系化した。戸建てを凌駕する遮音設計として、2階床にL55仕様を標準採用。戸境壁も業界トップクラスのD50界壁遮音を施す。

 22日会見した同社住宅カンパニー常務執行役員住宅営業統括部長の村上和正氏は「収納、防犯、遮音という問題に取り組み、入居者に長期間住み続けてもらうことで、オーナーの安定した賃貸経営を実現していく。都市部でも郊外部でも伸びていく商品として期待している」などと抱負を語った。

 販売価格は3.3平方メートル当たり55万円台から。2013年度は300棟を販売する計画。


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