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シンガポールの高級マンションが「D-HEMS」を採用/大和ハウス工業

「エシェロン」向け「D-HEMS」トップ画面(プロトタイプ)

 大和ハウス工業(株)は25日、同社開発の「D-HEMS」が、シンガポールの大手不動産開発会社等が分譲する高級タワーマンション「ECHELON(エシェロン)」に採用されたと発表した。海外で、日本製HEMSが採用されるのは初めて。

 「D-HEMS」は、大和ハウス工業がスマートハウス向けに開発したHEMS。住宅内の消費電力を「見える化」するほか、蓄電池等の家電・設備機器の制御に対応。HEMS構築のための標準通信規格「ECHONET Lite(エコーネット ライト)」にも対応している。

 「エシェロン」は、「MRT Redhill」駅徒歩数分に立地。地上43階建て、総戸数508戸のうち、152戸のプレミアム住戸に海外向け「D-HEMS」を搭載する。専有面積40~379平方メートル。販売価格80万~715万シンガポールドル(約5,600万~約5億円)。

 同社は今後、シンガポールの施設管理会社CBMと連携し、現地の生活スタイルに合わせHEMSをカスタマイズするとともに、「エシェロン」のマンションギャラリーに設置した「D-HEMS」を活用し、CBMが事業展開しているシンガポールおよびアジア各国を中心に販売を行なっていく。


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