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スマート化、パッシブデザインなど盛り込んだ分譲マンションの新環境ビジョン策定/野村不動産

 野村不動産(株)は29日、同社の分譲マンション「プラウド」シリーズの新たな環境ビジョン、「プラウドスマートデザイン~SMART&GROWING~」を策定したと発表した。

 2010年策定の「プラウドエコビジョン」をより進化させ、次世代スマートマンションへの取り組みを加速するのが狙い。先進設備、環境との共生をテーマにした「スマートデザイン」と生活の安らぎを育み、持続的なマンション価値の維持を目指すサスティナビリティをテーマにした「グローイングデザイン」の2つがコンセプト。

 「スマートデザイン」は、太陽光発電など先進設備で未来のスタンダードを先取りする「アクティブデザイン」、通風や採光など自然や緑を生かし快適な住まいを実現する「パッシブデザイン」を展開。「グローイングデザイン」は、共用空間の快適性の向上や、コミュニティ育成支援をしながら、居住者同士の良好なコミュニティを育成する「コミュニティデザイン」、防犯プログラム「サークルエイド」や非常時の電源確保などで安心・安全な生活を提供する「セーフティデザイン」を展開する。

 太陽光発電や小型蓄電池などの設備は、今夏より標準装備。一定規模以上の物件には次世代マンションエネルギーシステム「エネコック」(ホームエネルギーマネジメントシステム&マンションエネルギーマネジメントシステム)を導入する。

 同ビジョン導入第1弾となる2月発売の「プラウド東京八丁堀」(東京都中央区、総戸数105戸)に、日本初の「エネルギーの見える化」ができる「新型セキュリティモニター」等を採用する予定。今春発売の首都圏のプラウドシリーズから順次対応していく。分譲戸建に関しても、今後プラウドスマートデザインの要素を導入した物件の開発を検討している。


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