不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

築30年超の低層マンションに長寿命化・省CO2化リフォーム積極提案/長谷工グループ

「エステート鶴牧」における改修事業概要

 長谷工グループは、築30年程度の壁式低層共同住宅の長寿命化と省エネ性能を向上させる新たなリフォームメニューを策定。第1号プロジェクトとなる多摩ニュータウン内の「エステート鶴牧4・5住宅」(東京都多摩市、29棟・総戸数356戸)で、2月に着工すると発表した。

 新リフォームメニューは、「高経年既存低層共同住宅の総合省CO2改修」(以下、「総合省CO2改修)と名付け、外断熱、設備の高効率化、耐震、スマート化、その他の5つの改修メニューを盛り込んでいる。

 (株)長谷工アネシスの提供する高圧電力一括受電サービスを含め、(株)長谷工リフォームの技術力を持って、居住者に生活負担の少ない改修で構成。建物の環境・省エネ性能の向上や、建物の長寿命化などの効果が期待できる。

 同プロジェクトと同じタイプの壁式低層共同住宅は全国に228万4,000戸、同社グループの営業範囲に151万1,000戸存在すると推測されており、長谷工リフォームが同様の物件に対するサービス関連事業の核として「総合省CO2メニュー」の提案を積極的に進めていく考え。

 なお同プロジェクトは、国土交通省が主催する平成24年度住宅・建築物省CO2先導事業に採択されている。


最新刊のお知らせ

2025年6月号

本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス ご購読はこちら