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福島県の管理物件67棟に仮想メガソーラーを構築/レオパレス21

 (株)レオパレス21は30日、「屋根貸しモデル」の活用により福島県内の管理物件67棟に太陽光発電システムを設置し、約1.2MWの仮想メガソーラーを構築すると発表した。2月より順次施工していく。

 構築された仮想メガソーラーは富士通(株)との共同実証により、発電量、日射量、温度などの情報を一元管理し、今後の太陽光発電の普及に役立てる計画。同事業は(一社)太陽光発電協会の「平成24年度住宅用太陽光発電高度普及促進復興対策事業(福島実証モデル事業)」に採択されたことにより実施するもの。

 同社の発電事業子会社(株)レオパレス・パワーがアパートオーナーの所有する管理物件の屋根を借り、賃貸料をオーナーに支払う。各屋根には出力10~35kWの太陽光発電パネルが設置され、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」により、発電量すべてが電力会社へ売却される仕組み。
 また、各棟から送られてくる発電量、日射量、温度といった情報を活用し、太陽光発電の普及促進に向けた情報ポータルサイトの開発を実施。収集した情報を一般公開することで、太陽光発電情報を可視化し、太陽光発電普及活動の促進していく。

 2014年2月までの約1年間を実証期間とし、培った発電条件等のノウハウを基に「屋根貸しモデル」を通じたさらなる住宅用太陽光発電の普及促進を進める計画。


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