エヌ・ティ・ティ都市開発(株)は4日、2013年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(12年4月1日~12月31日)の連結営業収益は1,086億7,700万円(前年同期比13.7%増)、営業利益236億6,700万円(同17.9%増)、経常利益197億3,300万円(同25.4%増)、当期純利益116億9,900万円(同18.0%減)。最終利益の大幅減は、前期は繰延税金資産および繰延税金負債の一部取り崩し・計上を実施したことで純利益が約58億円増加していたため。
不動産賃貸事業は、「アーバンネット神田ビル」(東京都千代田区)などの新規竣工物件の賃貸収入増加等があったものの、既存物件の賃料収入が減少。英国オフィスビル売却益などにより、営業収益は723億600万円(同5.8%増)、営業利益は247億600万円(同12.2%増)となった。オフィスビルの平均空室率は、東京都心5区では3.9%、全国ベースでは5.8%。
分譲事業は、引き渡し戸数が完成在庫含め413戸(前年同期:246戸)と増加し、営業収益は258億300万円(前年同期比68.8%増)、営業利益は22億9,900万円(同169.7%増)と大幅に増えた。
なお通期については、連結営業収益1,550億円、営業利益260億円、経常利益198億円、当期純利益104億円を見込んでいる。