日神不動産(株)は4日、2013年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(12年4月1日~12月31日)の連結売上高は312億2,400万円(前年同期比9.3%増)、営業利益7億3,300万円(同8.6%減)、経常利益5億8,900万円(同22.6%減)、当期純利益3億4,500万円(同17.6%減)と増収減益。多田建設の利益率低下で売上総利益が減少。販売費・一般管理費の削減では補え切れず営業利益は前年割れに。
主力の不動産事業は、分譲戸数は357戸(同3戸減)とほぼ前年並みを維持。戸当たり面積が広くなり販売単価が上昇したことで、売上高118億200万円(同4.4%増)、営業損失1億100万円(前年同期:営業損失2億2,300万円)を計上した。
建設事業は、多田建設の受注が好調に推移したが、建築資材費や人件費上昇による利益率低下で、売上高163億5,000万円(同6.0%減)、営業利益2億9,400万円(同62.1%減)にとどまった。
なお、通期は連結売上高500億円、営業利益22億円、経常利益21億円、当期純利益17億円を見込む。