(一社)住宅生産団体連合会は6日、2012年度第4回住宅業況調査結果を発表した。会員会社の支店・営業所・展示場の責任者を対象に、3ヵ月ごとに住宅市場の業況感についてアンケートしているもの。今回の調査は10~12月についてのもので、調査時期は1月。回答数は「戸建注文住宅」215件、「低層賃貸住宅」95件。
「戸建注文住宅」の受注実績は、総受注棟数はマイナス6(前四半期プラス32)と、前期の大幅プラスの反動減もありマイナスに転じた。総受注金額はプラス10(同プラス13)と4期連続でプラスを維持した。
地域別の総受注棟数は、北海道(プラス17)、東北(プラス40)、中部(プラス8)がプラスとなったが、関東(マイナス26)、近畿(マイナス1)、中国・四国(マイナス6)、九州(マイナス3)の地域でマイナス実績となり、全体もマイナスに転じた。
見学会、イベント等への来場者数は、前四半期比で「増加」が14%(同35%)と減少し、「減少」が38%(同13%)と大きく増加しており、顧客の動きが停滞していると分析。消費者の購買意欲は、「増加」が21%(同35%)と大幅減少し、「減少」が19%(同4%)と増加、消費者のマインドの落ち込みが顕著にうかがえる結果となった。
なお、次四半期については、総受注棟数プラス47、総受注金額もプラス18とプラスの見通し。