住友不動産(株)は7日、2013年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(12年4月1日~12月31日)の連結売上高は5,087億6,400万円(前年同期比2.3%増)、営業利益1,112億3,700万円(同2.9%増)。経常利益は、支払い利息の減少で営業外損益が改善し、853億5,800万円(同7.6%増)、投資有価証券評価損の減少、法人税適用税率の引き下げなどで、当期純利益は503億2,000万円(同29.8%増)となった。
不動産賃貸事業は、既存ビルの収益底入れと、前期に竣工した「住友不動産千代田富士見ビル」、「住友不動産新宿グランドタワー」などの通期稼働が業績に寄与。売上高2,087億9,600万円(同4.0%増)、営業利益733億8,300万円(同6.3%増)と増収増益。既存ビル空室率は7.5%(同0.5ポイント減)。
不動産販売事業は、マンション、戸建、宅地の合計で2,918戸(同129戸減)を販売計上。売上高1,426億8,000万円(同0.2%増)、営業利益279億6,700万円(同2.9%増)と増収増益。マンション、戸建住宅の当期計上予定戸数(4,500戸)に対する契約率は約90%(同変動なし)となった。
なお、通期では連結売上高7,200億円、営業利益1,500億円、経常利益1,090億円、当期純利益580億円を見込む。