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建設工事受注高、10ヵ月連続で増加/国交省調査

 国土交通省は8日、平成24年12月および平成24年計の「建設工事受注動態統計調査報告」を発表した。

 同月の受注高は、4兆1,967億円(前年同月比16.7%増)と10ヵ月連続で増加。元請受注高は3兆221億円(同18.1%増)、下請受注高は1兆1,746億円(同13.4%増)と、いずれも10ヵ月連続で増加した。

 元請受注高のうち、公共機関からの受注高は8,974億円(同13.0%増)と3ヵ月連続の増加、民間等からの受注高は、2兆1,247億円(同20.4%増)と9ヵ月連続で増加した。公共機関からの受注工事額(1件500万円以上)は、8,931億円(同15.7%増)と3ヵ月連続の増加、民間等からの建築工事・建築設備工事受注工事額(1件5億円以上)は、5,593億円(同19.6%増)と2ヵ月連続で増加した。

 また、平成24年計の受注総額は47兆1,909億円(前年比14.9%増)。元請受注高は33兆4,061億円(同13.7%増)、下請受注高は13兆7,848億円(同18.1%増)だった。

 民間等からの建築工事・建築設備工事(1件5億円以上)の受注工事額は5兆2,294億円(同8.4%増)。発注者別では、農林漁業155億円(同61.2%増)、電気・ガス・熱供給・水道業1,433億円(同149.3%増)、卸売業・小売業3,600億円(同64.5%増)などが大幅増。不動産業は2兆219億円(同28.0%増)となった。

 なお、公共機関からの受注工事(1件500万円以上)は10兆771億円(同16.3%増)となった。


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