(株)コスモスイニシアは12日、2013年3月期第3四半期の決算を発表した。
当期(12年4月1日~12月31日)の連結売上高は521億4,700万円(前年同期比4.2%減)、営業損失3億5,800万円(前年同期:営業利益1億1,600万円)、経常損失7億3,600万円(同:経常損失2億2,400万円)、純損失7億6,300万円(同:純損失2億7,800万円)。赤字額の拡大は、不動産販売事業における原価率の上昇や販売長期化により、売上総利益率が低下したため。
主力の不動産販売事業では、新築マンションの引渡戸数が848戸(前年同期比178戸増)、売上高295億3,400万円(同33.8%増)。戸建住宅販売では、引渡区画数が前年と同水準の68区画となったが、戸当たり平均価格が上昇したことで、売上高40億3,300万円(同37.2%増)と増収。事業全体では、売上高346億7,200万円(同7%減)、営業利益6億5,000万円(同58.7%減)となった。
不動産賃貸事業では、新規稼働物件の収益寄与や収益性の低いオフィスビルの解約などにより、売上高99億5,700万円(同0.6%増)、営業利益1億4,100万円(同632.2%増)を計上した。
通期では、連結売上高884億円、営業利益30億円、経常利益25億円、当期純利益25億円を見込む。