日本プライムリアルティ投資法人(JPR)は14日、2012年12月期決算を発表した。
当期(12年7月1日~12月31日)の営業収益は、129億6,300万円(前期比5.0%増)、営業利益67億6,500万円(同5.8%増)、経常利益50億2,600万円(同9.3%増)、当期純利益50億2,500万円(同9.3%増)、1口当たり分配金は6,093円(同337円減)。新規に取得した物件の通期稼働が収益が寄与し、増収増益となったが、公募増資による投資口数の増加により分配金は6,093円にとどまった。
当期は「薬院ビジネスガーデン」(福岡市中央区、取得価格109億円)を取得、これにより、当期末時点での保有資産残高は59物件、取得価格ベースで3,919億円となった。
15日に会見した、(株)東京リアルティ・インベストメントマネジメント代表取締役社長の大久保 聡氏は「賃料の減額幅もおさまってきて、市場が回復基調にあるのは間違いない。ただ、解約については引き続きある程度は出てくると予想しており、本格的な回復は14年以降になるとみている」などと述べた。
次期は営業収益130億1,700万円、営業利益61億9,300万円、当期純利益47億8,500万円、1口当たり分配金は5,800円を見込む。