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都心高額マンションの新シリーズ「ザ・パークハウス グラン」始動。南青山で初弾/三菱地所レジデンス

「ザ・パークハウス グラン南青山高樹町」完成予想図
「グランコート」モデルルーム。広さを生かしたPP分離とワイドスパン、突き板フローリング・建具、天然石など高級素材を多用した内装が売り
「グランコート」住戸前、エレベーターとの間にあるプライベートホール。各住戸の専用部とし、ピクチャーレールやクロスを配し、住戸の延長として使えるようにしている
「ザ・パークハウス グランを、最高の立地、設備仕様、管理サポートを備えたマンションとして、ブランド全体のイメージけん引役を担わせたい」と語る、三菱地所レジデンス(株)取締役社長の八木橋 孝男氏

 三菱地所レジデンス(株)は、同社マンションブランド「ザ・パークハウス」のフラッグシップシリーズ「ザ・パークハウス グラン」を創設。18日、第1弾となる「ザ・パークハウス グラン南青山高樹町」(東京都港区、総戸数86戸)のモデルルームを報道陣に公開した。

 「ザ・パークハウス グラン」は、(1)景観、静粛性、敷地形状など都心のフラッグシップにふさわしい立地、(2)自社最高水準の仕様・設備、広さ、(3)最上級の管理とアフターサービス、などを兼ね備えた物件に掲げていく。コンパクトマンション「ザ・パークハウス アーバンス」に次ぐシリーズとして、都心フラッグシップの高品質・高付加価値マンションとして、ザ・パークハウスブランド全体のブランドイメージ向上を担わせる。

 「ザ・パークハウス グラン南青山高樹町」は、東京メトロ日比谷線「広尾」駅徒歩11分の個人宅・賃貸マンション跡地(約4,000平方メートル)に建設される、地上7階地下1階建てのマンション。住戸は、2LDK・3LDK、専有面積79~164平方メートル。1フロア2戸、専有面積100平方メートル超の「グランコート」と、雁行配置による両面開口プランで戸建て感覚で生活できる「デザインコート」で構成する。

 「グランコート」は、2方向に出入り口を設けることで1邸1基の専用感覚で利用できるエレベータを導入。エレベータと玄関前のホールも各住戸の専用部とし、ピクチャーレールやクロスを配し、住戸の延長として使えるようにしている。住戸内も、突き板フローリング・建具、天然石など高級素材を多用。広さを生かし、明確なPP分離を図った間取りとしている。

 2012年11月末からプレセールスを開始し、事前反響1,500件を得ている。正式販売は、3月下旬から。販売価格は未定だが、ほぼすべての住戸が1億円を突破する模様。

 同日会見した同社取締役社長の八木橋 孝男氏は「当社は設立3年目に入り、これまで供給したマンションも128プロジェクト・9,215戸に達し、数の上ではトップに立った。しかし、住宅市場が変容を遂げる中で、成熟化しこだわりを持ったユーザーには、さまざまな特性を持ったマンションを供給していかなければならない。ザ・パークハウス グランを、最高の立地、設備仕様、管理サポートを備えたマンションとして、ブランド全体のイメージけん引役を担わせたい」などと語った。

 「ザ・パークハウス グラン」は、「南青山高樹町」に続いて、「ザ・パークハウス グラン三番町」(東京都千代田区、総戸数148戸)を4月から販売するほか、千代田区千鳥ヶ淵でも計画中。今後も、年間2、3棟を供給していく。


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