(株)読売広告社都市生活研究所は、首都圏で2011年4月~12年12月に新築マンションを契約した「契約者本人」もしくは「その配偶者」を対象に「マンション契約者600人調査 2013」を実施、その結果の一部を発表した。
マンション購入時の検討物件数については、「購入した物件のみ」が20.3%(前回調査比0.6ポイントアップ)、「2~3物件」が35.3%(同1.3ポイントアップ)となり、合わせて全体の55.6%が3物件以内の検討数となった。なお、3物件以内との回答は3年連続で増加した。
また、資料請求やモデルルームを見学した物件数に関しても「3物件以内」の回答が増加。資料請求では68.4%(同14.2ポイントアップ)、モデルルーム見学数では68.9%(同4ポイントアップ)が3物件以内という回答であった。
同社では「事前に物件数を絞り込んでから具体的な購入行動へと移行する購入スタイルが進みつつある。3.11の震災に端を発した、人のつながりや絆を重視する住まい選び、いわば地縁性の強まりもこうした『決め打ち買い』を促進している」と分析している。