アメリカの総合不動産サービス会社であるクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(米国ニューヨーク州)はこのほど、「Office Space Across the World 2013」を発表した。
同調査によると、世界で最も高価なオフィス市場はロンドンのウエスト・エンド地区で、1平方フィート当たり年額262米ドル。同地区は、ハイグレードなオフィススペース不足により競争が激化、賃料が2%上昇したことが理由。
2位は香港・中心業務地区(CBD)の184米ドルで、前回の調査の1位からランクダウン。3位は、前回8位だったリオデジャネイロが前年比43%と急騰(165米ドル)した。東京は、156米ドルで前回の3位から5位にダウンした。
同社は、「一等地のオフィス賃料は、南米の成長により1年間で3%上昇したが、多くの市場では長引く経済の不確実性のもと、テナントはより慎重となり、企業がオフィスコストを削減しようとする傾向は続く」と予測している。