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12年の首都圏居住用賃貸成約数、2年連続の増加で24万件超/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は21日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2012年1年間の首都圏の居住用賃貸市場動向を発表した。

 同年の首都圏居住用賃貸物件登録数は、332万7,743件(前年比13.3%増)。事業用賃貸物件登録数は43万9,761件(同13.9%増)と、いずれも3年連続の増加。1平方メートル当たりの登録賃料は、賃貸マンションが平均2,737円(同2.1%減)、賃貸アパートが2,293円(同2.6%減)。1戸当たりでは、賃貸マンションが9万5,800円(同1.8%減)、賃貸アパートが6万1,000円(同0.7%減)。登録賃料はいずれも3年連続の減少。

 成約件数は24万7,290件(同7.7%増)と、2年連続のプラス。特にアパートが、震災の影響で小幅増にとどまった前年の反動もあり、11.8%増と伸びた。マンションは5.7%増。礼金・敷金の減少と賃料の下落などが、東京23区などでの成約増を下支えしたとしている。

 1平方メートル当たりの成約賃料は、賃貸マンションが平均2,671円(同2.1%減)、賃貸アパートが2,242円(同1.5%減)と、いずれも3年連続の下落。1戸当たりも、賃貸マンションが8万7,600円(同2.6%減)、賃貸アパートが6万1,400円(同1.1%減)と下落した。平均面積は、マンションが3年連続で縮小、アパートは再び拡大に転じた。


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