不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は26日、同社ネットワークにおける、2012年1年間の首都圏新築戸建・中古マンションの登録価格・成約価格データを発表した。調査対象物件は、登録物件が新築戸建10万3,773件、中古マンション2万1,753件、成約物件が新築戸建2万1,753件、中古マンション4,739件。
新築戸建の年間平均登録価格は、1戸当たり3,179万円(前年比1.9%下落)と下落に転じた。平均成約価格も、1戸当たり3,192万円(同0.7%下落)となった。千葉県の成約価格が3.4%下落と大きく、平均価格が2,500万円を割り込み、2,000万円未満の物件割合が大きく上昇したことが要因。
一方、中古マンションの平均登録価格は1戸当たり2,152万円(同5.6%下落)と、3年ぶりに下落に転じた。平均成約価格は2,100万円(同1.8%下落)と、こちらも3年ぶりの下落。価格の高い東京23区と成約の多い神奈川県が、ともに4%を超える下落となったことが大きく影響した。1平方メートル当たりの成約価格も33万5,100円(同2.2%下落)と、3年ぶりの下落、下落率は戸当たり価格より大きかった。