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累計参加者が1万人を突破。一般社団法人化へ/REB-1000社の会

セミナーには約300名が参加。累計参加者数がついに1万人を突破した「REB-1000社の会」

 不動産事業者の情報交流を目的にした「REB-1000社の会」(代表世話人:清水修司氏、(株)SD建築企画研究所代表取締役)は27日、パシフィックセンチュリープレイス丸の内(東京都中央区)で38回目となるセミナーを開催。約300人が参加した。

 同会は、2007年10月に発足。中堅企業のビジネスに直結するノウハウを教授するセミナーと情報交換会を、ほぼ毎月1回ペースで開催してきた。セミナーに先立ち挨拶した清水代表世話人は「今回、約300名に参加いただいたことで、累計参加者数が1万人を超えた。これも、皆さまのおかげだと感謝している。次回は、一般社団法人として開催する予定だ」などと語った。

 セミナーではまず、(株)不動産経済研究所代表取締役社長の角田勝司氏が、「アベノミクスで激変する不動産市況!」をテーマに講演。「昨年までの不況は“なかったこと”にしているのが、アベノミクス。大規模再開発や都心回帰が先行し、さまざまな噂が先行して地価が上がり、チャンスは短いが不動産ブームがやってくる」などと語った。

 続いて、(一社)日本建築耐震化アドバイザー協会を立ち上げた、(株)ハート財産パートナーズ代表取締役社長の林 弘明氏が「耐震から入る不動産コンサルティングビジネス」をテーマに講演。同氏は、東京都の特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震化プロジェクトを発端に耐震化ビジネスが一気に開花すると力説。「大地震が来ればオフィスの3分の1が使えなくなる。耐震化されたオフィスは、賃料が上がり高値で売却もできる。東京都の条例は、やがて全国へと波及する。地震をビジネスにしていいのかというお叱りもあるが、利用者の命を守り、公共に利益をもたらす意味で間違ってはいない。耐震化で差別化するべきだ」などと語った。


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