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中計最終年度、創業60周年の節目。渋谷再開発などで弾み/東急不動産グループ

「(東急グループ創業者の)五島慶太氏のDNAを背負い、渋谷再開発の一翼を担い、その発展に寄与したい」などと抱負を語った、東急不動産(株)取締役社長の金指 潔氏

 東急不動産グループは27日、ザ・キャピトルホテル東急(東京都千代田区)で記者懇親会を開催した。

 冒頭挨拶した東急不動産(株)取締役社長・金指 潔氏は、「今年当社グループは、2つの節目を迎える。まず、中期経営計画の最終年度であるということ。昨年は、2つのリートを立ち上げ、循環型再投資モデルを確立できた。住宅事業では、ブランズのリブランドが浸透しつつある。商業施設事業では、東急プラザ表参道原宿やあべのマーケットパークキューズモールの運営が好調だ。この勢いで、総仕上げの年としたい」と抱負を述べた。

 続けて「当社は今年、創業60周年の節目を迎える。東急グループ創業者の五島慶太氏は、当社創業にあたり『一流の不動産会社として国家的事業を手掛けられるような会社にしたい』『常に新しい分野に進出すること』『渋谷に、高層ビルをあと4、5棟建設すること』を目標に掲げた。現在進行している渋谷駅周辺の再開発は、まさに五島慶太氏の想いが実現したもの。この五島氏のDNA、100年の計を背負い、渋谷再開発の一翼を担うことは、身の引き締まる思い」などと語った。


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