不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は28日、同社のネットワークにおける2013年1月期の首都圏新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格データを公表した。対象物件は、登録物件が新築戸建9,300件、中古マンション1,338件。成約物件が新築戸建1,453件、中古マンション240件。
新築戸建の平均登録価格は、1戸当たり3,230万円(前年同月比1.1%上昇、前月比1.6%上昇)と、前年同月比で12ヵ月ぶりのプラス、前月比でも再び上昇に転じた。平均成約価格は、1戸当たり3,148万円(同1.9%下落、同3.4%下落)と、前年同月比では5ヵ月連続の下落。前月に引き続き、高額物件の多い東京23区・東京都下・神奈川県の成約が減少したことが影響した。前月比では再び下落、成約価格は再び登録価格の平均を下回った。
中古マンションの平均登録価格は、1戸当たり2,076万円(同10.6%下落、同2.1%下落)と、前年同月比では11ヵ月連続の下落。平均成約価格は1,944万円(同13.0%下落、同4.4%下落)、前年同月比で3ヵ月連続の下落、5ヵ月ぶりに2,000万円を割り込んだ。東京23区・東京都下・神奈川県の平均価格の下落が影響しており、特に首都圏全体では2,000万円未満の物件の割合が前年同月比12.6ポイントも増加し、6割に迫った。