HOUSE VISION実行委員会は1日、3月2~24日にお台場・青海駅前特設会場(東京都江東区)で開催する「HOUSE VISION 2013 TOKYO EXHIBITION」を公開した。
同イベントは、グラフィック・デザイナーの原 研哉氏を世話人に、さまざまな産業の可能性を“家”を通じて交差・融合させ、目に見える展示として具体化したもの。さまざまな分野の企業と建築家・アーティストがコラボレートし、それぞれテーマを持った住宅を展示。ゲストを迎えたトークセッションも実施する。住友林業(株)は、現代美術作家の杉本博司氏と組んで、中古マンションの間取りにも適用できる「数寄の家」、利休の「待庵」を本歌とする茶室の「雨聴天(うちょうてん)」を出展。その他「蔦屋書店×東京R不動産」、「LIXIL×伊藤豊雄」など、7つの特徴的な住宅を用意した。合わせて、ゲストを迎えたトークセッションも実施する。
開会に先駆けて行なわれたマスコミ向け説明会で挨拶に立った原 研哉氏は「さまざまな企業の技術やサービスと建築家の才能を掛け合わせ、今まで誰も見たことのない家を具体化した。いずれの展示も多くの人が共感できる内容を含んだものになっている。来場者一人ひとりが、自分の生活スタイルにあった住宅をどのようにつくっていくべきかを考えるきっかけにしてほしい」などと述べた。