不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

7つのコラボ住宅展示イベント開催。24日まで/HOUSE VISION実行委員会

「数寄の家」の様子。床材には、足触りが柔らかく、香りが豊かな楠を使用
「雨聴天」の外観。屋根にトタン板を用いることで、「雨聴天」の名の通り、雨が屋根に当たる音を聴くことができる

 HOUSE VISION実行委員会は1日、3月2~24日にお台場・青海駅前特設会場(東京都江東区)で開催する「HOUSE VISION 2013 TOKYO EXHIBITION」を公開した。

 同イベントは、グラフィック・デザイナーの原 研哉氏を世話人に、さまざまな産業の可能性を“家”を通じて交差・融合させ、目に見える展示として具体化したもの。さまざまな分野の企業と建築家・アーティストがコラボレートし、それぞれテーマを持った住宅を展示。ゲストを迎えたトークセッションも実施する。住友林業(株)は、現代美術作家の杉本博司氏と組んで、中古マンションの間取りにも適用できる「数寄の家」、利休の「待庵」を本歌とする茶室の「雨聴天(うちょうてん)」を出展。その他「蔦屋書店×東京R不動産」、「LIXIL×伊藤豊雄」など、7つの特徴的な住宅を用意した。合わせて、ゲストを迎えたトークセッションも実施する。

 開会に先駆けて行なわれたマスコミ向け説明会で挨拶に立った原 研哉氏は「さまざまな企業の技術やサービスと建築家の才能を掛け合わせ、今まで誰も見たことのない家を具体化した。いずれの展示も多くの人が共感できる内容を含んだものになっている。来場者一人ひとりが、自分の生活スタイルにあった住宅をどのようにつくっていくべきかを考えるきっかけにしてほしい」などと述べた。


最新刊のお知らせ

2025年5月号

「事故物件」、流通の課題は? ご購読はこちら