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物流用不動産用地価格、「上昇」回答が約8割に/一五不動産情報サービス

 (株)一五不動産情報サービスは4日、物流施設の不動産市況に関するアンケート調査結果を発表した。

 半年ごとに調査しているもので、今回で11回目。物流分野への関与の有無の関係なく不動産にかかわる実務家・専門家を対象に調査しているもの。実施期間は1月28日~2月28日、有効回答数は91票。

 物流用地の土地価格の半年後の見通しについては、「上昇」が78.0%(2012年7月調査比8.8ポイント増)でトップに。「横ばい」は22.0%(同8.8ポイント減)で、「下落」は0%(同0.0ポイント増)。「上昇」の構成比は8回連続で増加した。

 半年後の賃料水準については、「横ばい」が64.8%(同0.7ポイント増)と回答構成比の概ね3分の2を占めている。「上昇」は31.9%(同1.1ポイント増)と微増し、「下落」は3.3%(同1.8ポイント減)と微減した。

 業況判断D.I.は、土地価格が78ポイント(同8.8ポイント増)、賃料水準が28.6ポイント(同3.0ポイント増)で、いずれも08年1月の調査開始以来、最も良好な市場環境となっている。


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