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10年ぶりに工法一新。第1弾「xevo GranWood」発売/大和ハウス工業

「xevo GranWoodモデルプラン外観イメージ
「オールバリア断熱」のイメージ

 大和ハウス工業(株)は4日、新工法を採用した戸建住宅の新商品「xevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)」を、7日より発売すると発表した。

 「xevo GranWood」は、木造戸建住宅において10年ぶりに工法を一新した新工法「グランウッド構法」の第1弾商品。住宅メーカー初となる「オールバリア断熱」を採用した。
 「オールバリア断熱」とは、屋根から床下までを「外張り断熱材」で覆うもの。天井と壁に熱を伝えにくくする「断熱」に、熱を跳ね返す「遮断」の考え方をプラス。壁面の断熱材の外側を「遮断透湿防水シート」で、天井を「遮熱フィルム付の断熱材」で覆うことにより、建物内に侵入する射熱を遮る。また、新たに開発した「外張り基礎断熱工法」の採用で、地面からの冷気を遮断するとともに、従来床下収納以外では利用できなかった床下空間も利用可能とした。「遮熱外張り屋根断熱工法」を組み合わせることで、小屋裏空間も活用することができる。

 その他、一邸ごとに構成部材の強度確認計算を行なう「邸別構造解析」や構造軸組材の100%国産材で賄うことができる「純国産材使用」、強度・断熱を考慮した「シームレス一体スラブ基礎」を採用した。

 2013年6月より、同社の全木造戸建住宅商品を、新ブランド「xevo GranWood」に統一し、本格展開していく予定。同社上席執行役員 住宅事業推進部長 住宅商品開発管掌の中村 泉氏は会見で「当社の建て替え比率は、ライバルメーカーに比べて劣っている。『xevo GranWood』を建て替え層に対して積極的に提案し、市場を開拓していく」と述べた。

 販売地域は北海道・沖縄を除く全国。販売価格は本体工事価格3.3平方メートル当たり49.2万円~(税込み、太陽光発電システム3.04kW搭載)。
 販売目標は年間1,000棟を目指す。


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