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品質基準満たした「R1住宅」適合件数が1万件突破/リノベーション住宅推進協議会

 (一社)リノベーション住宅推進協議会は4日、優良なリノベーションの統一規格「適合リノベーション住宅」のうち、区分所有マンション専有部に関する品質基準を満たす「R1住宅」の適合件数が累計1万件を超えたと発表した。

 同会は、既存住宅流通活性化を目指し、「検査→工事→報告、保証+住宅履歴情報」のフローに則り、一定の品質基準を満たすリノベーション物件を「適合リノベーション住宅」として認定している。「区分所有マンションの専有部」を対象とした「R1住宅」は、2009年9月より認定を開始した。

 給排水管や電気、ガス、防水、下地など13種類を重要インフラと定め検査基準を設定。重要インフラは新規更新・既存流通にかかわらず、2年以上の保証を義務付けている。工事の内容は図面とともに住宅履歴情報として保管され、「R1住宅適合状況報告書」が発行される。

 12年度は全国で約3,000件強の適合件数を見込んでおり、累計適合件数は1万187件(13年2月25日現在)、「R1住宅適合状況報告書」発行会社数は累計100社となった。


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