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平成23年度の民間住宅ローン、貸出残高2ケタ増の約123兆円/国交省調査

 国土交通省は5日、「平成24年度 民間住宅ローンの実態に関する調査」結果を公表した。平成24年10~12月に、住宅ローンを供給している民間金融機関に調査票を郵送、1,359件の回答を得た。

 平成23年度の個人向け住宅ローンの新規貸出額は15兆2,761億円(前年度比9.7%増)、同年度末の貸出残高は123兆641億円(同10.8%増)となった。新築住宅の建設・購入における新規貸出額は3兆5,740億円(同22.2%増)。他の住宅ローンからの借換え実績は、新規貸出額が1兆7,733億円(同16.9%増)となった。

 新規貸出額を金利タイプ別にみると、変動金利型が54.5%(同2.0ポイント増)でトップ。次いで固定金利期間選択型が27.8%(同0.5ポイント増)となった。固定金利期間選択型では、固定金利期間10年が15.2%(同2.0ポイント減)と、前年度比で若干減少したものの最も多く、次いで3年が5.6%(同1.4ポイント増)、5年が3.1%(同0.5ポイント減)、2年が0.7%(同0.1ポイント減)の順となった。

 また、賃貸住宅の建設・購入に係る融資(アパートローン)の平成23年度の新規貸出額は1兆7,426億円(同23.0%増)、貸出残高は19兆5,043億円(同12.8%増)となった。


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