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復興応援型住宅が、東北初の「LCCM住宅」最高ランクを取得/ナイス

「メザニン」完成イメージ

 ナイス(株)は6日、仙台市太白区で建設した新築一戸建住宅が、(一財)建築環境・省エネルギー機構(IBEC)が実施する「LCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅」の最高ランク「☆☆☆☆☆」認定を取得したと発表した。東北地方では初で、全国でも5棟目。

 LCCM住宅とは、住宅の建設から居住、廃棄に至るまでの一生涯のCO2排出量率を、従来の50%以下まで抑えられる住宅を「☆☆☆☆」、0%以下を実現できる住宅を「☆☆☆☆☆」に認定する。

 今回認定を取得した「メザニン」は、2011年に同社が開発した復興応援型住宅「フェニーチェホーム」をベースとしたもの。
 山間部を除く青森県、岩手県、秋田県などの寒冷地が該当する断熱地域区分II地域における次世代省エネルギー基準を満たす基本性能を有する。そのほか、基本性能に加え、太陽光発電システム、自然冷媒ヒートポンプ給湯機、LED照明、高効率エアコン、太陽光発電量の表示ができるインターホン、リサイクル材によるレンガチップのエクステリアを搭載したことから、今回の取得に至った。


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