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東京主要5区のオフィスビル空室率、3ヵ月連続の改善/ビルディング企画

 (株)ビルディング企画は13日、2013年2月度の東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)オフィス市況調査結果を発表した。

 東京主要5区のビル(基準階床面積100坪以上)平均空室率は8.59%(前月比0.05ポイント減)と3ヵ月連続の改善。最も空室率が改善したのは渋谷区で5.36%(同0.89ポイント減)。渋谷駅周辺や新宿駅南口などで複数の大型成約があったため。新宿区も10.79%(同0.33ポイント減)と改善した。逆に中央区は、新築ビル竣工による空室増で、9.34%(同0.49ポイント増)と悪化した。港区は10.11%(同0.05ポイント増)、千代田区は6.64%(同0.04ポイント増)とそれぞれ若干上昇した。

 推定成約賃料は1万5,990円(前月比35円減)と、2ヵ月連続の下落。年度末を控え、年度末内成約を目指した値下げの動きがみられるため。

 同社は「2月も既存物件への引き合いが増加した影響を受け動きが活発になっており、空室率が改善傾向」と分析している。


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