旭化成不動産レジデンス(株)は、マンション建て替えプロジェクト「アトラス池尻レジデンス」(東京都世田谷区、総戸数205戸)のモデルルームを23日にオープン、18日に報道陣へ公開した。
同プロジェクトは、(財)首都圏不燃建築公社が1963年に分譲した地上5階建て3棟の「池尻団地」を、マンション建替え円滑化法に基づく組合施行により、鉄筋コンクリート造地上11階地下1階建て・総戸数205戸(非分譲住戸89戸含む)に建て替えるもの。敷地面積5,992.86平方メートル、延床面積2万227.24平方メートル。
建設地は、再開発により脚光を浴びる「渋谷」駅から2.2km、渋谷まで1駅3分の東急田園都市線「池尻大橋」駅徒歩6分に立地。同物件は、地区整備計画により、隣接公園・公開空地・道路整備を一体となって実施するもの。
緑多く良好な居住環境をつくり出すため、駐車場はすべて地下に設置。入居世帯がゆるやかなコミュニティを形成しやすいよう、中庭を中心に充実した共用施設を配置する。外観は、雁行設計を採用し、開口部を増やすことで、通風、採光を良くすることに加え、高級感が感じられるデザインとした。
セキュリティ面については、来訪者を3段階で確認するトリプルセキュリティシステムを採用。24時間有人管理体制を導入する。環境対応アイテムとして、共用部電源用に太陽光発電設備を設置。電力一括受電の採用により、各家庭に安価な電気を提供する。
間取りは1DK~4LDK、専有面積は31.20~94.76平方メートル。販売価格帯は3,000万円台前半~1億1,000万円前後、最多価格帯は5,000万円台中盤を予定。モデルルームの一般公開はゴールデンウィーク、正式な申し込みの開始は5月末頃の予定。現段階で約1,800件の問い合わせがあり、世田谷・目黒区在住の30~40歳代の会社員からの問い合わせが多いという。
説明に当たった同社開発営業本部 マンション開発第四営業部課長の高山浩一氏は「希少な立地、交通アクセスの良さ、生活利便性の高さを揃えていながら、緑が多いという居住環境が最大の特長」などと述べた。
竣工は2014年1月下旬、引き渡しは同年3月下旬の予定。