（株）東京カンテイは21日、2013年2月の三大都市圏・主要都市別の「中古マンション70平方メートル価格月別推移」を発表した。同社データベースに登録された中古マンション（ファミリータイプ）の「売り希望価格」を行政区単位に集計・算出し、70平方メートル当たりに換算したもの。
首都圏の中古マンション価格は2,801万円（前月比増減なし）と横ばい、2,800万円台を維持した。都道府県別では、東京都が3,648万円（同0.1％上昇）とわずかに上昇、神奈川県が2,412万円（同0.3％上昇）、千葉県が1,815万円（同0.5％上昇）と前月に引き続きプラスとなったが、埼玉県は築年数が進んだことが影響し、1,808万円（同1.2％下落）と下落した。
主要都市では、東京23区が3,953万円（同0.3％上昇）、横浜市が2,535万円（同0.4％上昇）でともに上昇、千葉市は1,730万円（同0.8％上昇）と3ヵ月ぶりに上昇した。逆に、12年10月から上昇基調で推移していたさいたま市は、大宮区、中央区で築年数の古い事例数が増加したことが影響し、2,096万円（同2.5％下落）と下落した。
近畿圏は、1,806万円（同0.6％上昇）と前月に引き続き上昇し、10ヵ月ぶりに1,800万円を上回った。大阪府が1,851万円（同1.0％上昇）と4ヵ月連続して上昇したが、兵庫県が1,789万円（同0.3％下落）と再び下落した。
中部圏は、1,506万円（同0.5％上昇）と上昇、愛知県が1,529万円（0.6％上昇）と3ヵ月連続して上昇した。