総合地所(株)は25日、横浜市が公募した「よこはま多世代・地域交流型住宅」(横浜市鶴見区、総戸数99戸)事業に、(株)学研ホールディングスなど3社とともに参画、事業推進すると発表した。
横浜市の公募事業は、「高齢者の住まい・生活支援事業」の一環として、高齢者が他の世代と交流しながら地域の中で安心して住み続けられるよう、市有地等を活用して賃貸住宅を整備していくもの。公募により、同社を含めた事業者4社を選定。同社が一般住戸、建物管理等を担当。(株)学研ホールディングスが共同事業者の統括責任、(株)学研ココファンホールディングスが建物所有法人、(株)学研ココファンが高齢者向け住戸管理運営を請け負う。
建設予定地は、旧鶴見会館敷地の一部約2,700平方メートル。50年の定期借地契約を締結し、6階建ての賃貸マンション(高齢者向け住戸70戸、一般世帯住宅29戸)を建設する。マンション内には交流スペース(約310平方メートル)や共同リビング(約100平方メートル)を設け、住民間の交流を促進。また、居宅介護支援や訪問介護、デイサービスの事業所、クリニック、コンビニストアなど、7店舗のテナントが入居する。
高齢者住宅の住戸は、介護型単身用住戸18平方メートル(42戸)、夫婦用住戸27~28平方メートル(10戸)、家賃5万3,500~9万5,000円。自立型夫婦用住戸35~54平方メートル(18戸)、家賃10万4,500~13万9,500円。一般世帯用住戸45~60平方メートル、家賃11万7,000~13万2,000円。着工は2013年8月頃、竣工は14年7月頃、同年9月上旬に入居を開始する予定。