国土交通省は3月29日、2012度上半期受注分の「建築物リフォーム・リニューアル調査」結果を発表した。建設業者に対して、元請としての建築物リフォーム・リニューアル工事の受注高と、各月の最初に受注した工事2件の個別工事内容を調査したもの。調査期間は12年4月1日~9月30日。調査対象は2,000業者で、回答業者数は895。
同期の建築リフォーム・リニューアル工事受注高は、4兆3,452億円(前年同期比2.3%増)。このうち、「住宅に係る工事」が1兆4,993億円(同4.9%増)、「非住宅に係る工事」が2兆8,459億円(同1.0%増)となった。
業種別の住宅に係るリフォーム・リニューアル工事では、「建築工事業」が9,493億円(同0.6%減)。「職別工事業」が4,248億円(同29.0%増)。業種別の非住宅建築物に係るリフォーム・リニューアル工事では、「建築工事業」が9,412億円(同4.7%増)、官工事業が7,754億円(同12.8%増)となった。
用途別での受注高は「住宅」が1兆4,993億円(同4.9%増)。「非住宅」は2兆8,459億円(同1.0%増)で、このうち、住宅では共同住宅の専有部分・共用部分の両方(同29.1%増)が、非住宅では、宿泊施設(同91.8%増)、医療施設(同88.6%増)、事務所(同18.57%増)の工事の受注高の増加幅が大きかった。